ちょっとしたこだわり
こんにちはワタリです。
ふと何気なく商品を見て、思ったことがあったので
少し書き込んでみました。
マイキーとマルコの両モデルは同じアッパーパターンをしているのですが、
とってもシンプルな分、少しのディティールがえらく気になったりするんですね。
ラストフォルムも結構特徴あるのですが、あと目をやる場所って限られるんです。
そこでふと紐の付近に目が行ったんですが、
振り返るとここのバランスが結構キモだったりするんですね。
紐とアイレットステイ(紐を通す穴のあるパーツ)と本体の間のバランス。
紐が通る幅を広くして見える量を増やすと、やけにスポーティに見えたり、
逆に狭くしすぎると、本体がノッペーっとしてやぼったくなったりするんです。
シンプルな分、この箇所のバランスに商品の顔として左右されたりします。
開発時にかなり職人さんとやりとりしたことを思い出しました。
「シンプルは逆に難しい」とはいったもんです。
派手さがある商品の場合は逆にごまかしが効きやすいんですが、
要素が単純、簡素化されていくにしたがい、
そのディティール一つ一つにごまかしが効きません。
マイキー&マルコはスニーカーであっても上品さを兼ね備えることを描いたので、
過度に紐を広げず、それでいてアイレットと本体の関係性にも
気を配りながら作り上げました。
とそんなことを思ったのです。
(ワタリ)
Tags: made in japan, シンプル, スエード, スニーカー
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