はじめまして

このブログがはじまり、

すでにモトヤシキが活動していますが、

ここではこれから販売していこうと思っているブランドについてお話したいと思います。

 

僕はblue over [ブルーオーバー]をはじめたワタリと申します。

本来はまず始めにご挨拶をすべきなのですが、

靴の製作の方もあり遅くなってしまいました。 ごめんなさい。

僕は製造業に関わる仕事をしており、

その中でアジアや国内での製造の現場を見てきました。

いまやアジアの製造技術は目を見張るものがあります。

 

それに反比例して大手企業がアジアにうつりゆく中、

国内の製造業は、弱体化し衰退の一途をたどっています。

ものづくりをみなさんに提供する側からすれば、

日本のものづくりは設備や規模から見るとすでに追い越されているんじゃないかと思います。

 

工場の方の意見からもそんな声が聞こえてきます。

そして「メイドインジャパン」という言葉の持つ意味が変化しています。

以前は高い技術と丁寧な仕事から生まれる作品に対して賞賛の意味をふくめて存在していましたが、

これから先はその力があやうくなりつつあります。

アジアでも高い品質の製品が作れるようになってきているんですね。

 

安い労働力でかつ高い品質の製品が作れるようになるとすれば、

高い工賃を出して生産する日本に意味が無くなってしまうのです。

アジアに製造業を掌握され、日本の製造業は需要がなくなってしまうということです。

今の日本を創り上げ、支えたのは製造業です。

これはまぎれもない事実と僕は思います。(大げさですかね・・・)

 

この功績と蓄積されたノウハウ、技術を

「時代の流れ」ということだけで失ってしまうのはとても残念でなりません。

日本が高度成長期において現在の消費社会の大きなきっかけを生み出し、

今は逆にアジアの台頭で窮地に立たされつつあるんですね。

(過去に日本が欧州の時計産業の脅威となりました。)

 

僕はその状況を打破しなければいけないのは

日本自身でなくてはならないと思います。

そのような状況の中、日本で生まれ育ち、

ものづくりに関わっている者として

この現実を傍観しているだけの立場ではいけないと思いました。

 

「大変な状況の中、微力ながらも何か出来ることはないか」

そんな想いからこのブランドの構想が生まれました。

 

これからもこのブログを通して、

いろいろなことを話せればと思っていますので

みなさんよろしくお願いいたします。

 

(ワタリ)

 

 
 

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