大阪の和紙商3代目
先日事務所に和紙問屋の小野商店の河手氏がこられました。
河手氏は大阪の老舗和紙問屋の三代目で、ぼくより少し年上のステキな男性です。
ある企画の打ち合わせにきていただき、業界について少しばかり話をしていただきました。
お互い別業界で、接点も少ないのですが、
【ある時代を過ぎた時期から働き出している】という点と、
【ものつくり】に携わっているという共通点から、
これからの業界という視点で、見解がかなり同じということに驚きでした。
日本が歩んでいるこの経済状況に対し、同じ危機感と閉塞感を抱き、
それを打破するために活動しているというのです。
それぞれの業界で起こっている状況は姿・形は違えど、
同じ問題を抱えているというのは不思議であり、妙に納得する部分でもありました。
しかしだからこそ、同じ問題意識を持つもの同士が業界を越えて、
それぞれに抱える問題をお互いに乗り越えるというような考えが
自然と共感し、受け入れることができたのかも知れません。
“共感の時点ですでに目指している目的地は近いものがあり、
進むべき時は共に力となってくれる。”
すでに信頼がうまれ、言葉は少なくても繋がれる。
仕事でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
その場合、ストレスが少ないのに高い成果が得られることが多くあります。
河手氏との企画が楽しみです。
◆河手さんのお店
和紙商 小野商店
ブリーゼブリーゼの「かもめキッチン」で河手氏の作品
和紙を使った坤柄紙(こんがらがみ)のタペストリーアートが展示されてます。
お近くの方はゼヒゼヒお越しくださいませ。
(ワタリ)
Tags: made in japan, メイド・イン・ジャパン, 熟練工
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