【レポート】大阪梅田怪談夜会 in THE(COMMON)PLACE
去る2015年8月30日。
apsu / struct presents.
大阪梅田怪談夜会
in THE(COMMON)PLACE
満員御礼、ご盛況のうちに無事終了いたしました。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。
会の様子を、スタッフ・コイデの個人的な視点から少し
ご紹介できればと思います。
8月28日からのapsu氏の作品展との同時開催でもあり、
開場前にご来店いただけた方は、作品の放つ熱量をもって
怪談会に挑んでいただけたかと思います。
個人的にも原画を初めて間近で見ることができ、
その細密さが頭の中のしわに刻み込まれるようでした。
しかし、主催側として、作品を楽しんでばかりもいられないと、
会場へ椅子を運び入れていきます。
難波グランド花月の座席ほど狭くならず、ゆったりと聞いていただけるよう、
何度か椅子の間をすり抜けてチェックをします。
THE (COMMON) PLACEのスタッフさんと共に、音響もチェック。
前回に引き続き、今回も怪談話に花(白菊)を添えてくださる、DJ hOLysHiT氏も、
お客様をフルパワーで迎える準備をします。
ライトを消し、開場。天井高く、間接照明を駆使して雰囲気が作られます。
apsu氏の訥々とした挨拶と、hOLysHiT氏の音楽によって、
一気に会場の意識が、「語り部」へ集中します。
口伝から感情のニュアンスを絶妙に残した氏の語り口によって、
こちらはさまざまな想像を喚起させられます。
みんなで一つの怪談話を聞いてはいますが、
各々の中にあるそれぞれの「怖い」が
緊張感を持って会場の空気を張りつめさせます。
小さなトラブル(照明が明滅する。マイクが突然数秒切れるなど、
電気機器は不安定でいけないです)はありましたが、
apsu氏のいくつかの怪談を終えて、一度目の休憩です。
怖いものは怖いですが、お腹も膨らませなければなりません。
空腹ほど怖いものもありません。
ドリンクとともに「鳥もものフリット」と
「ピアディーナ(パスタに近い生地で具を挟んだイタリアの料理)」を
THE (COMMON) PLACEさんにご用意いただきました。
ピアディーナおいしーな。
休憩後はご来場者さまにも積極的に怪談話をしていただきました。
小さく悲鳴があがる一場面もあって、会場全体で「怖い話を楽しもう」という
共同作業のような相乗効果もあり、話術の技巧ではなく、
「怖いを楽しむ場」が作られていくという、
主催側としても、とても貴重な体験をさせてもらいました。
apsu氏、THE (COMMON) PLACEさん、structという異業種三者が、
そうした場を共同作業で設けられたことにも、いろいろな可能性を感じられました。
悲鳴と笑いが交互に起きるような、普段、怪談会に参加慣れしている方にも
「少しほかとは違う会だ」と感想をいただき、
心霊現象を引き寄せる体質があるように、
楽しむことを求める人たちが引き寄せられた会であったのかな、と思います。
ご来場、ありがとうございました。
(コイデ)
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