【新入荷】KUON / Field Jacket #A(NAVY)

吹く風に秋の気配を感じるようになりました。

店長のハラダです。

本日は新入荷アイテムのご紹介です。

世界中に存在する古着や古布の持つ歴史や文化を取り入れながらも、その枠にとらわれず、理屈ぬきのシンプルなカッコよさを追求するブランド〈KUON(クオン)〉。

シーズンを追うごとに、ストラクトでも人気が高まっております。

今シーズンのテーマは「WILLIAM ADAMS -A SAMURAI WITH BLUE EYES-」。

「江戸時代に日本に住んでいたイギリス人は何を着ていたのか?」という疑問から着想を得たコレクションです。

江戸時代に日本に居を構えていたイギリス人、ウィリアム・アダムス(日本名:三浦按針)をイメージソースに、当時のイギリスのテーラリングと日本の伝統的な技術や藍染、刺し子、ボロ、裂織などのテキスタイルを組み合わせたコレクションとのこと。

今回ご紹介するフィールドジャケットは、まさにコレクションを体現した一着です。

英国の某アウトドア・ライフスタイルブランドの定番ワックスドジャケットを彷彿とさせるデザインをベースに、〈KUON〉のクリエイティブが存分に発揮されています。

オリジナルのワックスドジャケットといえば、元々は乗馬用に開発されたジャケットです。

全天候向きの高い防水性は、ヘビーデューティーの代表格ではありますが、現代の街着としては正直ややオーバースペックな印象。

わざわざワックスオフ(オイル抜き)してから着られる人もいるほどで、ベトベトした質感とオイルのにおいがニガテな方も多いのではないでしょうか。

手入れが面倒なのも、ものぐさ者の自分にはツラいところです。

悪天候時のスタイルとして、あえてオイルドジャケットを選ばれている方を否定するつもりは全くありません(むしろ好きです。スタイル、超大事)

ですが、そうでなければ、現代には軽くて防水性にすぐれた機能素材がたくさんありますので、悪天候時はそちらを選ばれたほうが快適かと思います。

話がそれてしまいましたが、〈KUON〉のフィールドジャケットに話をもどします。

メインの生地は、前述のワックスドコットンではなく、軍服や作業服に使われている丈夫なチノクロス。

糸の繊維が均一で、一般的なチノクロスよりシャープでなめらかな質感です。

えり部分には、同じチノクロスで織った裂織を使用しており、まとまりがありながらも絶妙なアクセントになっています。

裏地には、〈KUON〉ではおなじみの吉野格子の刺し子織りをぜいたくに使用しています。

吉野格子は和のチェック柄ですが、英国生まれのジャケットに不思議とマッチしています。

当時の文化人にも愛された、気品の感じられる模様だからでしょうか。

時代も国も超えた新しいフィールドジャケット、ぜひ店頭で手にとってごらんください。

 
 

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