【1週間限定】資生堂コラボアイテムをstructで展示します
先日、各報道で話題となったニオイセンサーを搭載したスニーカー。
資生堂さまとblueoverが作り上げたこのスニーカー。
ストラクトで11月30日(木)~12月7日(木)の期間限定で展示致します!
展示にあたりまして、この共同で開発したSENSING SHOESとその概要をご紹介したいと思います。
SENSING SHOESとは?
資生堂のデオドラントブランド「エージーデオ24(Ag DEO 24)」から、今年9月に発売された足用の新商品「デオドラントフットクリーム」
このフットクリームのために開発されたスニーカーSENSING SHOESは、マイキーとマーティをベースとしながら、ベロ部分をセンサーのために特別にカスタマイズ。
革を立体成型したベロ部には足の中のニオイを感知するセンサーを内蔵しています。
本体材は、タンニンなめしにシボ仕上げを施したシルバーカラーの皮革と、スペシャルな材料を採用。
幾何学的な立体成型&シルバーというカラーで近未来感を作り上げながらも、上質感を与えてくれる素材と、贅沢な一足に仕上がりました。
独自のセンサー
ベロに仕込まれたセンサーは、アッパー内部の湿度と臭度を測ることが可能。
専用アプリも開発し、スマートフォンと連動して計測したデータをグラフィカルに表現。
臭いのレベルは1〜5段階あり、最も低い1は「全く気にならないレベル」、5は「お座敷では要注意!」レベルになっている。
あの人の、意外な足の臭いレベルも観測できちゃうかもしれません。
日本のデオドラント市場は2014年の425億円に対し、16年は460億円と拡大し続けています。
資生堂が行った調査によると「臭いに関する悩みがある」人は、男性が91.7%・女性が83.5%と、臭いに対する意識はかなり高い印象です。
また17年夏には、臭いを原因として周囲に不快な思いをさせる行為「スメハラ(スメルハラスメント)」に対する「香害110番」が開設されるなど、日本の「におい」事情は年々複雑化の一途を辿っています。
そこで資生堂は「自分の匂いには気づくにくい」という課題に着目し、臭気を数値化し客観的に見ることができる今回のSENSING SHOESの開発にいたりました。
スニーカーと切っても切れない関係「におい」
みんながニオイという話題に非常に敏感というのは、データとして具体的に知らなくてもなんとなく感じており、日頃から自身でも気を使っている部分でもあります。
そんな折に資生堂さまよりお声掛け頂いたのが今回の件。靴とニオイというのは、切っても切れない関係と言えますので、とても興味深く参加させていただきました。
開発秘話として、これまで取り組んだことがなかった、革による立体成型がありました。
センサーを内蔵し、さらにはき心地を損なわず、デザイン的にも成立させる。
打ち合わせ時にはうまくいくか不安でしたが、いくつかの試作を重ね成功することができたと思っています。
シルバーの革が持つ未来的なイメージに対して、タンニンなめしによる、本来的な革の魅力を損なわないとても良い革に出会えたことも、成功に大きく寄与した出来事でした。
複雑なやりとりが必要でしたが、これまで培った工場との信頼関係の上になりたつ連携も含め、プロダクトデザイン・皮革・靴作りという経験全てが活きて成功したコラボレーションだと思えます。
ぜひ11月30日(木)より1週間という短い期間の展示ではありますが、structでSENSING SHOESをご覧ください!
SENSING SHOES特設サイトへ>>
関連記事
No related posts.