日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.3
「ブランドのこと」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.1
「製造のこと」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.2
「製品のこと:ソールついて」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.3
「製品のこと:ラストについて」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.4
前回からのつづきです。
今回からは、製品のディティールについてです。
また長くなりますが、お読みいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
前回の日記にも書きましたが、blueover(ブルーオーバー)のスニーカーのアッパーは、ほとんど革靴と同じように作られています。
なぜスニーカーという形をとったのかというと、革靴のように「重くて、底が固いから、せっかくいい革靴を買ったのに履かなくなってしまった。」ということにならないよう、「良い革を使って、もっと気軽に、それこそスニーカー感覚で履いて欲しい。」というブランドの思いがあったからです。
そこで、気軽に履いてもらえるよう、ソールには「EVAソール」というランニングシューズに使われる素材をあえて使用しています。
「EVA」は、とても軽く、素材自体にクッション性があります。そしてウレタンソールのように加水分解もしません。
ソールの固さは、あえて固めに設定しています。
デザインや素材もランニングシューズをベースにしていますが、タウンユースのスニーカーとして作っているため、足を補助するべく「固め」にしています。
最近、ソールが柔らかい物が出回っていますが、フィッティングしたときは「柔らかくて履きやすい。」と感じても、いざ歩くとなると、自分の足の筋力を多く使うため、アスリートでもない限り、とても疲れやすいです。
ある程度、歩く足を補助してくれる「固さ」が必要なのです。
もちろんそれぞれのブランドのものは、靴の用途によってソールの固さ設定を変えているのが一般的です(柔らかめが好まれている傾向にあるようですが)。
mikey(マイキー)とmarco(マルコ)とkopori(コポリ)のソールには、すべてそのEVAソールが使われています。
EVAソールは履いていくうちにすり減ってくるため、張り替えや対処が必要になります。
普通、EVAソールのスニーカーの底張り替えは、一般的におこなわれませんが、blueoverのスニーカーは出来るようにしています。
(くわしくはお問い合わせください)
ちなみに、ここからは豆知識ですが、世の中には「私は歩き方が悪いから底がよく減る。」と言われる方も少なくはありません。
ですが、どの靴もローテーション(1日、履いたら3〜4日休ませる)をすればソールだけではなく、全体的に痛みを抑えることが出来ます。
ムレがたまって出てくるニオイも押さえられます。
買ったばかりのお気に入りの靴は、毎日履いてしまったりしがちですが、休めた方が長持ちします。
これは是非、だまされたと思って試して頂きたいことです。
さて、今日はここまで。
次も製品のディティールについてまとめたいと思います。
◎前回の記事☟
「ブランドのこと」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.1
「製造のこと」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.2
「製品のこと:ソールついて」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.3
「製品のこと:ラストについて」日本製レザースニーカー「blueover」のこと / その.4
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